第65回 「システムエラー」と「業務エラー」と「警告」

予期しないこと それがError

今、Errorというものを考える。
今、ここでアルファベットでErrorと表したものは、


「なにか予期しないこと」


と言った意味合いで使うことにする。
このErrorにはどんな種類のものがあるか、考えてみることにしよう。

システムエラー

DBにアクセスしようとしたが、ネットワークが落ちて繋がらないかもしれないし、
SQLを発行しようとしたが、SQL文が文法エラーなので、結果を取得できないかもしれない。
このような、エラーは、システム(コンピュータ)との関係がきわめて強いので、
システムエラーと呼ぶ事にする。

業務エラー

掲示板の記事が保存されるべき部分に、誤って日付が入っていた。
Bという処理は、Aという処理の後に実行されないといけないのに、Bという処理を実行しようとしたときAという処理はまだ実行中であった。
こういったことは、仕様(業務)に関係することなので、さきのシステムエラーとは別けて業務エラーと呼ぶ事にする。

警告

掲示板の記事は必須であるが、タイトルは必須でないとするとき、
タイトルが未入力であっても処理は続けてよい。このようなときは、
「タイトルが未入力です」
などのちょっとしたメッセージをだして処理を続けてもよいだろう。
これは警告と呼ぶ事にする。

予期しないものにはどう対処するか?

このように、Error(「予期しないもの」)を考えた場合。
それぞれに対して、同じ処理をするのは変である。
そこで、それぞれのエラーに対してどう処理すればいいであろうか?
といった内容を図にしてみた。



※ 継承図ではなく、単なる分類わけです
※ エラーの部分は、例外処理が処理が停止することを考えている(もちろん場合による)



参考:
ビンゴ中西のほげほげエラーというものは このようになっていると考えるとわかりやすいと思う