第131回 Perlを軸にプログラムを覚えていきたい人向け書籍

小さいながらもソースが書けるようになる

初めてのPerl

初めてのPerl

確かに他の言語でプログラム経験があるならいいのだけれども、
いきなりこれからプログラムに入るのは正直つらいところがある。
(だが、まずはここを通らずして次はないと言える)


プログラマとして大切なことをPerlを通して理解していきたいのなら、
ぜひ読みたい書籍である。


まずはプログラムを知る

新版 明解C言語 入門編

新版 明解C言語 入門編

では、どうやってプログラムを覚えていけばいいのだろうか?
やはりC言語を押さえておくのは重要だろう。
この本でプログラムの基礎を押さえておきたいところ。


(本当はC言語は静的型付けであり、Perlは動的型付けであるので、
発想が全然違うということを理解できるのは、たぶん3年ぐらいは先の話)



この本の内容が理解でき、C言語が書けるようになってくると、
「初めてのPerl」は理解できるようになっていると思える。



プログラム言語だけやってても作れるようになれない

プログラムが動く環境も知っておかないと正直作るのはつらい。

Linuxの基本的なことが、詳しい説明とともに載っており、
こうすればこうなるというHow to本とは違った理解ができる。


Windowsも知りたくなる

Linuxについて学んでいくとWindowsについても知りたくなるのがさがと言うものだ。

Windowsはなぜ動くのか

Windowsはなぜ動くのか

このシリーズはどれも良く。大変ためになる。
初学者には分量も多く内容が濃いかもしれないが、ぜひ読んでおきたいシリーズだ。


大きめのソースを書きたい

続・初めてのPerl 改訂版

続・初めてのPerl 改訂版

ソースファイルを2つ以上のファイルにわけたりするような
大きめのソースが書きたくなると「続・初めてのPerl」は読まなければならなくなるだろう。
しかし、またこれが初学者には難しい。
かなりアクロバティックなこれってプログラマ上級向けなんじゃ.... と思えることが多く書かれている。
何回も読み返して理解したいところ。
「初めてのPerl」と「続・初めてPerl」の間くらいのレベルとして本ブログを書き始めてみました。



このあたりから、Perlの「すごさ」「真価」がわかってくる。


CPAN

PerlCPANは欠かせない。
CPANに行けば、サンプルソースも載っており、モジュールの使い方もわかる。
でも、なんでこんな書き方してるんだろう?この書き方の意味ってなんだろう?


そういう場面に出くわす事が多いかもしれない。
そんなときはベストプラクティスだ。

Perlベストプラクティス

Perlベストプラクティス

先人たちの知恵。こうすればうまくいく。それがベストプラクティス。
あの書き方ってこういうことだったのか! これは便利!
が満載。


もっとやさしく詳しく知りたい

すぐわかる オブジェクト指向 Perl

すぐわかる オブジェクト指向 Perl

これだけの分量で、これだけサクッと読める本があるだろうか。
ダントツのわかりやすさで疑問が氷解していくだろう。
「続・初めてのPerl」より上のレベルの本でつまづいているなら、
この本を読んで理解し、次のステップへ行きたいところ。


エフェクティブ

Effective Perl (ASCII Addison Wesley Programming Series)

Effective Perl (ASCII Addison Wesley Programming Series)

Effectiveシリーズは、他の言語でも良書として知られており、
Perlでもぜひ押さえておきたいところ。
「Effective Perl」は「Perlベストプラクティス」と同じような方面で書かれており、
この2冊は合わせて読みたいところである。


プログラミングPerl

プログラミングPerl〈VOLUME1〉

プログラミングPerl〈VOLUME1〉

プログラミングPerl〈VOLUME2〉

プログラミングPerl〈VOLUME2〉

「初めてのPerl」同様、プログラマとして大切なことが書かれている。
JavaScriptが再注目され、「無名関数」「クロージャ」といったことに関心が高まっているが、
実は、この何年にも前に書かれている本にすでに、それらは登場している事を読み返してびっくりした。