第98回 これだけは押さえておきたいエクセルの知識  後編

前編はご好評いただいたようで、皆様ありがとうございました。
後編に参りたいと思います。


その12. F2

セルの上でおもむろにF2を押すと、マウスでクリックすることなく入力モードになります。



なお、これはExcelとは関係なくファイルやフォルダの名前を変えるときにも使えます。

これでもう右クリックしてからファイル名を変える必要はなくなります。


その13. 移動

Excelでは矢印キーでも移動できますが、矢印キーを使わずとも移動はできます。
viとの比較表を載せます。

vi Excel
l tab
h Shift + tab
j Enter
k Shift + Enter
次の検索 検索後 n 検索後 Shift + F4
ジャンプ :行番号 F5後 ジャンプ先のセルを入力しEnter
大きく移動 ワード分移動 w データが入ってるところまで移動 Ctr + 矢印キー
覚え方

tabで右
Shiftキー同時だと左


Enterで下
Shiftキー同時だと上


このように Shiftキーと同時だと反転した動きになる。


ちなみに、アプリケーションを切り替える alt + tab であるが、
alt + Shift + tab とシフトを加えると切り替える方向が逆になる。


その14. VLOOKUP関数

VLOOKUP関数を使えば、別の表を参照して、データを取り出せる。



左上の表は、右下の表からデータを参照して表示してある。
左上の表は黄色く示したA2:A7の部分しか普通に入力していない。
B2:B7, C2:C7の部分は、右の表を参照しているのである。

B2には、

=VLOOKUP($A2,$E$8:$G$13,2,FALSE)


C2には、

=VLOOKUP($A2,$E$8:$G$13,3,FALSE)

が入っており、それぞれ縦方向にフィルで伸ばせば完成する。
参照先(右下)のテーブルは絶対参照で示しておくのがミソである。


VLOOKUPの書式をおおざっぱに説明すると、

VLOOKUP(検索内容,
        参照先(検索先)テーブル,
        検索内容が見つかったところから欲しいデータは何番目か,
        完全一致させないか)

こんな感じの意味合いである。


その15. VLOOKUPで突き合わせ

「ん〜 このデータは、むこうのデータにあるのだろうか......?」

といったときは、VLOOKUP関数で調べることができる。


このように、B2:B7のデータで、E2:E4にあるものは「○」、E2:E4にないものは「#N/A」を表示できる。
応用はあなた次第。


VLOOKUP関数は、むずかしいんだけど、
この突き合わせをやりたいがために、覚えなければならない。


その16. 削除

vi は dd で1行削除できるのに、エクセルにはないのかしら....


ありました。対応表はこちら

vi Excel
1行削除 dd Ctr + - Enter後 R Enter

その17.  行数を数える

Linuxだとwcコマンド使えば数えれるのに... Excelだったらどうすればいいんだ.....


「counta関数 と countblank関数 を使うんだ!」


COUNTA関数は、空白以外のすべて
COUNTBLANK関数は、空白
を数えるので、このコンボにしないと、行数をかぞえられない。


その18.  条件に合致するデータの数を数える

Linuxだとgrepを使えば、該当するデータが入っているところがわかって数えられるのに、
Excelで似たようなことできないのかしら。


「COUNTIF関数を使うんだ!」



ほら、この通り。


その19. Ctrl + マウスのホイール、グルグル

Ctrlを押しながら、マウスのホイールをグルグルまわすことで、
「拡大・縮小」ができる。


「拡大」


「縮小」



縮小はデータ数が多いときの移動もしくは選択に便利。


その20. セルの挙動に慣れる

まず普通に文字を打ったときはこんな感じ。
隣のセルにはみ出て表示される。


この状態で隣のセルに入力すると、

はみ出た部分が見えなくなってしまう。


「セルの書式設定」から「配置」タブの「折り返して全体に表示する」にチェックを入れると





このように、折り返されて表示されるわけですが、
個人的には、この機能は使わず
うまく alt + Enter のセル内改行 と はみだし
を使って編集していったほうが使いやすい場合が多いと思っています。


スーパーお勧め書籍(参考資料)

とてつもなくお勧めの書籍を載せます。

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さすがに、この本を、エクセルを触るのがまったく初めてという方が読んでもきびしいかもしれませんが、実務で使うのなら知っておきたい知識です。


前編・後編で紹介してきたものの中には、
この本に書かれている内容に、私なりの解釈・説明を加えたものが何点かありますが、この本でより詳細なことが学べると思います。